——そして、FUYUNOが大切にしている姿勢
子どもの答えは、大人が思っている以上に“勇気のかたまり”です。
だからこそ、どんな答えが返ってきても受け止める準備があるかどうかは、大人側の姿勢にかかっています。今日はそのことがよく分かる、実際の教室での場面を紹介したいと思います。
ある授業中のこと。
一人の子が答えた内容を聞いた瞬間、まわりの子がクスクスと笑ってしまったことがありました。
大人から見ても一見“とんちんかん”に見える答え。しかし、そのまま流さず、まず私はこう問い返しました。
「なんで笑ったの?」
すると子どもたちは答えに困ってしまいます。
そこで私は言いました。
「もしかしたら、彼には私たちがまだ気づいていない考えがあったかもしれないよ。
こんなふうに考えたのかもしれないし、みんなが知らない知識があって、そこからその答えにつながった可能性だってある。」
そう伝えると、教室の空気がすっと変わりました。
“笑う側”だった子たちが、「あ、そうかもしれない」と受け止め始めたのです。
もちろん、ただの勘違いのときだってあります。
だから最後にはこうも言います。
「先生の質問の仕方がこうだったから、そう思っちゃったのかな?
私の言い方が曖昧だったかもしれないね。」
その上で、もう一度本人に答える機会を渡します。
すると、先ほどとはまったく違う空気の中で、本人が安心して話し始めるのです。
“笑われるかもしれない”と思わないだけで、子どもの声はこんなに変わるのかと感じる瞬間です。
私はこれこそが、子どもの答えを守る大人の役割だと思っています。
そしてこれは特別な出来事ではなく、
FUYUNOの教室では幼児でも小学生でも、毎回こうした「受け止める授業」を行っています。
どんな答えでも、どんなズレでも、
「なぜその考えにたどり着いたのか」を丁寧に拾い、
本人がもう一度安心して話せる状況をつくる。
それができるスタッフがそろっていることは、私たちの塾の強みだと思っています。
子どもの答えは、未完成だから尊い。
そして、大人がそれを“笑わずに受け止める”覚悟を持てば、
子どもの思考はもっと自由に、もっと豊かに伸びていきます。

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