プリント学習を続けていく中で、「どんな教材を使えばいいのか」「受験までにどんな準備が必要なのか」といった疑問が出てくることと思います。今回は、実際に使える教材の種類と、小学校受験に向けたプリント学習の位置づけについてご紹介します。
まず、教材選びのポイントは「子供が楽しめるかどうか」です。無料でダウンロードできるプリントサイトは種類も豊富で、イラスト入りの楽しい問題も多くあります。特におすすめなのが以下の2つのサイトです:
- ちびむすドリル:もじ・かず・迷路・間違い探しなど、ジャンルが豊富で、イラストも可愛らしく子供のやる気を引き出します。
- 学習プリント.com:運筆・ぬりえ・ことば・すうじなど、遊びから学習まで幅広く対応。あいうえお表などの「表教材」も人気です1。
市販の教材では、くもん・七田式・こぐま会などが定番で、発達の段階に応じた内容が揃っています。さらに、親が自作するプリントもおすすめです。子供の興味に合わせて作ることで、より主体的に取り組めるようになります。
ただし、問題のレベルを調整するには、その内容を深く理解する必要があります。子供の発達や理解度に合ったプリントを選ぶためには、幼児教育や受験指導の専門家に相談するのが最も確実です。無理に難しい問題に取り組ませるよりも、適切なステップで進めることが、結果的に力を伸ばす近道になります。
また、いきなり入試問題に取り組む必要はありません。受験までのステップとしては、まずは「プリントに慣れること」から始まり、徐々に「考える力を育てる内容」へと移行していきます。スモールステップで進めることで、子供は安心して学習に取り組めるようになります。
そして何より大切なのは、学びの楽しさを忘れないことです。プリント学習は、子供が「できた!」「もっとやりたい!」と思える経験を積み重ねる場です。受験のためだけでなく、将来の学びの土台を築くためにも、楽しみながら続けることが何よりの成果につながります。
これで、全4回のシリーズが完結しました。プリント学習は、小学校受験に向けた準備であると同時に、子供の「学びたい気持ち」を育てる大切な時間です。親子で一緒に、無理なく、楽しく取り組んでいきましょう。
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