子供がウソをつくとき、私たちはつい「よくないこと」として叱ってしまいがちです。でも、幼児期のウソには、単なるごまかしではなく、伝えたい気持ちや不安、空想の世界が込められていることがあります。
たとえば、「おばけがやった!」というウソには、失敗を隠したい気持ちと、想像力の広がりが混ざっているかもしれません。また、「先生が怒った!」という話も、実際より強く感じた感情をそのまま表現していることがあります。
ウソは、子供が自分の気持ちをどう伝えるかを模索しているサイン。だからこそ、叱るよりも「どうしてそう言ったのかな?」と、気持ちに寄り添う声かけが大切です。
ウソを通して、子供は「本当のことを話しても大丈夫」という安心感を育てていきます。まずは、ウソの奥にある心の動きに気づくことから始めてみましょう。
次回は、思い通りにしたい気持ちがウソになるときの関わり方を考えます。信頼を育てるチャンスに変えるヒントをお届けします。
コメントを残す