「小学校受験の願書ってどう書けばいいの?」というのは、保護者の皆さんからよく聞く疑問です。受験先により、多少の違いはありますが、願書には「志望動機」と「お子さんの特徴」の2点を書く欄があることが多いです。そこで何を書けばいいのか、これが今回のテーマです。
まず、願書の内容は、一般的に試験の点数に直接影響しないと言われています。ではなぜ、願書にこのような項目があるのでしょうか。
それは、「面接の時の質問を、スムーズにするため」と考えられます。面接時には、家庭の「子育てに対する考え方」や、「お子さんをどれくらい理解しているか」ついて、(表面的にでも)捉えた上で面接がスタートします。願書の内容は、最初はネガティブチェック(変わった考え方をしていないか等)のために、後半は面接の内容を深く掘り下げるための手がかりとして使う、と言っていいでしょう。
そう考えると、面接に書く内容は「(点数に)直接影響しない」とはいえ、間接的には「面接の点数」に影響すると言えます。
ところで、面接官は、校長先生や教頭先生を含め、たくさんの子供たちを見てきた方々です。その場しのぎの話や、いわゆる「面接テンプレート」などは当然知った上で面接に向かっています。面接は毎年行われますし、その度に何人も見ていますからね。いわば、「人を見るプロ」です。
その人たちに、どうすれば「子育てに対する考え方」や、「子供の様子」を評価してもらえるかと考えると、これは王道です。「嘘をつかない」「大げさに言わない」ということです。
「いやいや、少しでも自分たちの子供のことをよく伝えないと、面接の点数が…」と考えられるご家庭もあるでしょう。では、「嘘や大げさ、いい印象を与えるテンプレート的な返答でなく、自分の子供ことをよく伝える方法」とは、どうすればいいのか。
これについては、少し長くなったので、次の記事とします。
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