document on top of stationery

小学校の「プログラミング教育」って何をしているの?(4) 完結編

今回のテーマの結論となるお話です。小学校の「プログラミング教育」に向けて、各家庭で準備しておいた方がよいものについて、お伝えします。

大きく分けて3つです。

 ① デジタルを毛嫌いしない程度の「寛容さ」

 ② 面白いことに繰り返し取り組める程度の「粘り強さ」

 ③ 親の話を聞き入れられる親子の「良好な関係性」

これです。一見プログラミングに関係なさそうですが、一つずつ説明します。

 ① デジタルを毛嫌いしない程度の「寛容さ」

 決して「詳しく」ある必要はありません。アプリを知っているとか、習い事に行ってたとかは、ある程度のアドバンテージにはなるかもしれませんが、「知っていること」が授業ではデメリットになることもあります(知らない人を馬鹿にする態度、内容が簡単であることに対して不満を言う等)。一方で、全く知らないというのは問題です。さすがに、「電源のON・OFFの存在」や「使うと便利」であること、「いろいろな人が使っている」ことや、「これからもたくさん使うであろう」こと。この辺の気持ちがあれば十分です。

② 面白いことに繰り返し取り組める程度の「粘り強さ」

 プログラミング教育のねらいの一つが、試行錯誤を通して思考力を身に付けることです。とはいえ、プログラミングアプリは、子供たちが親しみやすいよう、見た目も華やかで、音が出るなどの工夫があり、とても楽しく使うことができます。おそらく、お子さんにとっては「遊び」と認識されると思われます。

 遊びを繰り返すのには、「粘り強さ」はさほど必要ないと言えるでしょうが、思考力をつけるという観点で言えば、この「粘り強さ」は大事な要素ですので、”プログラミングやPC関連に限らず”、夢中になれる・打ち込める好きなものがあると、プログラミングを学ぶ価値が高まることでしょう。

③ 親の話を聞き入れられる親子の「良好な関係性」

 プログラミングと切り離せない、PC・タブレット等のICT機器と、適切な距離感をもって使うというのは、最近の親御さんの大きな悩みと言えるでしょう。特に、中学生以上となると、「依存ではないか?」と心配するご家庭も少なくないです。

 そんな時に、「危ないから全面的に距離をとる(断絶させる)」という対応は、悪手です。①にも書きましたが、PC等のスキルは、未来を生きる子供たちにとって不可欠なものです。

 ここは逆転の発想で、「お砂場あそびのうちに、危険なものを体験する」という感覚が大事になります。幼児・小学生がPC等をつかえば、当然トラブルは起きます。しかしその影響力は、本人や身近な大人によほどの悪意がない限りは、限定的です。そして、まだ子供が小さなうちに、「家庭のルール」として、親の思いを伝えてあげるチャンスであると言えます。いつかは危険な目に合うのであれば、早めに親の目が届いて、聞き入れられる関係性の中で、すぐに対応することが重要なのです。

 そういう意味で、プログラミング教育を通して広がるであろう、お子さんのネットの使い方(ネットリテラシー)を、必要に応じて話し合う関係性。これが肝要です。

 よく「iPadは家でも買って、使わせておいた方がいい?」ですとか、「子供専用のPCを与えるのは不安」などという声も聞きますが、まずは上の2つが育っていれば、あなたのお子さんが学校の「プログラミング教育」で困ることはありません。受験の願書について書いた時にも書きましたが、③については万能です。本当に大事にしてほしいことです。

 小学校・中学校受験専門塾FUYUNOでは、③についてできることを、各ご家庭に合わせてサポートしていきます。過度に不安にならず、安心して「プログラミング教育」を知っていただけるといいなと思っております。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA