1 子供との関係が良好であること
よく「スマホ・タブレットを与えるときには事前にルールを決めましょう」と言われます。実際ルールは必要だと思います。ただ、各家庭の事情がありますから、使用する時刻(〇時まで)や時間(一度に〇分間、一日〇時間まで)、場所(リビングのみ)や閲覧先や課金など、決めておくこともその程度も、家庭により千差万別です。
ただし、最初のルールでずっと運用していくことは、基本不可能です。一番多い理由は、「子供は想定外の使い方をする」ということです。他にも「子供が成長して以前のルールが合わなくなった」ということもあります。
そのため、ルールを変える必要が出てきます。しかし「都合よく簡単に変わるルール」ほど、意味のないものはありません。そこには、与えるものとして保護者の信念(思いや願い)があるはずです。そのことを子供に伝え、しっかり子供が受け止めた先に「(意味のある)ルール」があります。そういった関係性が、最初に必要なものと考えます。
一方で、「子供がスマホを見ている様子を見るのが嫌」という気持ちもよくわかります。また、「スマホを見る時間を減らして、勉強してほしい」という願いもあるでしょう。「子供のためを思って」とスマホの使用方法について注意しているようでも、それは実は「保護者の思い」です。
それを踏まえた上で、「私(保護者)はこう思っているんだけど、あなた(子供)はどう思う?」という関係で使い方を考えていくことが良いと考えられます。(例:リビングでスマホを長時間やっているのを見ると、「もっと勉強してほしい」と思うんだ。あなた(子供の)に勉強を見たいから、学校でどんな勉強をしているか教えてくれない?)
正直、理想的な話をしているというのはよくわかります。しかし、この関係性を作るには、できるだけ「子供が小さいときの方が良い」ということも、ご理解いただけると思います。
また、これは柔軟なルール作り(合意に基づく変更)以外だけでなく、この後の項目にも非常に重要なかかわりがあります。そういう意味では「子供との関係が良好であること」は条件というよりも、「前提」といえるかもしれません。
コメントを残す