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今回は塾で使っている教材・教具についてご紹介します。

塾では様々な教材・プリントを使っています。塾独自のテキストは使っていません。お子さんの実態・状況に応じて、市販の問題集も(使用許諾を守り、購入した上で)使います。ウェブ上の無料プリント(例:「プリントキッズ」様)を使うこともあります。教科書も積極的に使います。特に、基礎力を高め学びの土台を確認するために、教科書を使った解説を行うことがあります。

お子さんの興味に応じて学習カードを作ったりすることはありますが、基本的には特別な教材を使うことは少ないです。学年が上がって5年生以上になると、いわゆる「塾のテキスト」を使いますが、ウェブ上にある受験問題の過去問や、YouTubeにある解説動画を見ながら学ぶこともあります。

塾を選ぶ上で、「どんな教材を使っているか」を判断基準にするご家庭もあると思います。ただ私は、どんな教材を使うかよりも、
① 子供の実態を把握しているか
② 子供のつまづきに気付き、適切なサポートをしているか
③ 教材の系統性を意識して、来年以降にも必要となるスキルを意識して、学びの軽重をつけて指導できているか
がより大切であると考えています。

教員の世界では、「教科書『を』教えるのではなく、教科書『で』教える」という格言めいたものがあります。よい指導は、教科書の問題を「できる」ようにすることをゴールにするのではなく、教科書の問題で「わかる」ようにする(考え方を身に付ける・一般化し応用できるようにする)ことをゴールにするという考え方です。

例えば、四角形の内角の和は360°ですが、前者の授業をする先生は、「四角形の角の和は360°です。ノートに書いて覚えましょう。書き終わったら、ワークの問題をやりましょう」と教え、後者の授業をする先生は、「四角形は補助線を引くと、三角形2つに分けられるので、180°×2で360°になります。どんな四角形も、このように分けられるでしょうか」などと教えます。

どちらの先生も教科書を使って授業をしています。これは、教材がどうというよりは、先生が
① 指導する内容を深く(系統性・発展性を)理解している
② 子供の実態に合わせて発問できる
③ できた・できないを程度を含めて適切に評価できる
④ ③を踏まえて適切なフォローができる
これらをどれだけ意識して授業しているか、による違いです。

「何」を教えるかより、「どのように」教えるかが大事ということです。もちろん「よい教材」×「よい先生」が理想ですが、よい学びのためには想像以上に「よい先生(授業者)」の割合は高いと言えます。特に、子供自身の力だけで解くことができない問題に出会ったときに、その割合はより高くなります。「勉強が苦手」な子供も、「よい先生(授業者)」との出会いにより、一気に成長するというのは、そんなに珍しい話ではありません。

塾生が増えてきて、子供たちの実態を見るにつれ、少人数のメリットを最大限に生かすためには、教材・教具選びが重要であることを痛感します。特に少人数指導においては、全員が同じ教材を使うよりも、(専門家の目で選んだ)その子供に合った教材と声掛けによる授業が、子供の学びにはよいということを実感しています。

学校教育では難しかった、「個別最適化した(個に応じた)指導」と「協働的な学び」を達成するためにも、(1つの教材を終えることを目的とするのではなく)流動的に教材を扱うことが、本当の意味で「よい教材選び」なのではないかと考えております。

結果として、教材を「試行錯誤しながら、状況に応じて流動的に扱う」という姿勢が、「教材費をいただかない」というシステムの文脈となっております。ご理解いただけると幸いです。


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