自走できる学習者になるために
子供が自走できるようになると、「やらされる勉強」から「自分のための勉強」へと意識が変わります。
中学受験やその先の学習でも、親のサポートがなくても自分で進められるようになります。
自信がつくことで、学習以外の場面でも積極性が育まれます。
この「自走力」を育てるには、段階的に「自分で考え、選び、行動する力」を伸ばしていくことがポイントです。
小学生の段階では、以下のようなステップが考えられます。
自走力を育てる5つのステップ
ステップ1:学習時間と内容を決める
親や先生と一緒に、毎日の学習時間と内容を決めます。
例:「17時から30分は漢字と計算」「土曜日は復習の日」など。
→ 目的意識とルールの理解が育ちます。
ステップ2:記録と振り返りをする
学習した内容や時間を「学習記録ノート(自学帳)」などに書きます。
週に1回、どれだけできたかを振り返る時間を設けましょう。
→ 自己管理と達成感が育ちます。
ステップ3:目標を立てる
「今週は漢字テストで90点以上を目指す」など、短期目標を設定します。
達成したら褒める、ご褒美を用意するのも効果的です。
→ 目標設定と達成意欲が育ちます。
ステップ4:相談する力を育てる
分からないことがあったら、親や先生に「どう聞けばいいか」を練習します。
「質問メモ」を作っておくと、塾や学校で活用できます。
→ 問題解決力とコミュニケーション力が育ちます。
ステップ5:自分で計画を立てる
テスト前や長期休みに、自分で「勉強計画表」を作ってみましょう。
最初は親がサポートしながら、徐々に自分でできるようにしていきます。
→ 計画力と実行力が育ちます。
保護者のサポートポイント
- 見守る姿勢:「やらせる」より「応援する」スタンスを意識しましょう。
- 小さな成功を褒める:達成感が次のやる気につながります。
- 一緒に振り返る時間を作る:週末に「今週どうだった?」と話すだけでも効果的です。
いかがでしょうか?
直接は書いていませんが、実際にはこれらを「毎日徹底すること」が一番難しい部分です。私自身もそうですが、大人の都合で継続できないことはよくあります。
それでも、子供と二人三脚で、子供自身の成長のために取り組んでいくことが、何よりも大切だと考えています。
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