〜長い目で見た学びのために〜

テストが返ってくると、つい点数に目がいってしまいますよね。
「今回はどうだったかな?」とドキドキしたり、「もうちょっと頑張ってほしいな…」と思ったり。そんな気持ち、きっとどのご家庭にもあると思います。

でも、子供の学びって、テストの点数だけでは見えない部分がたくさんあるんです。
その日たまたま集中できなかったかもしれないし、問題の言葉が難しかったのかもしれない。
逆に、点数はそこそこでも、考え方や工夫がすごく良かった、なんてこともあります。

テストは、子供の“今”を知るためのひとつの手段。
点数を見て終わりにするのではなく、「どんなふうに考えたの?」「ここ、面白いね」と声をかけてみると、子供の思考や気持ちが見えてきます。
そんなやりとりが、子供の自信や説明力につながっていくんです。

学校では、成績をつけるためにテストの点数が重視されることもあります。
先生方も、日々の様子を丁寧に見取りながら、記録を残して評価に活かそうと努力されています。
でもその分、時間も手間もかかってしまって、「本来の学びの支援」よりも「成績づくり」に追われてしまう場面もあるのが現実です。

だからこそ、家庭ではもっと自由に、もっと柔らかくテストと付き合っていけたらいいなと思います。
点数にとらわれすぎず、子供の考え方や成長の跡を見つけていく。
それが、長い目で見たときに、子供の「学ぶ力」を育てることにつながっていくのではないでしょうか。

テストは、子供の成長を見つけるための“きっかけ”。
そのきっかけを、親子の対話や励ましにつなげていくことで、学びはもっと豊かになっていきます。


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