🟠 第1回：小学生が受けるテスト、どれくらい違うの？

〜北海道の中学受験を見据えて、まずは“地図”を持とう〜

「うちの子、学校のテストはそこそこできるけど…受験ってもっと難しいんでしょ？」
そんなふうに感じたこと、ありませんか？

北海道で中学受験を考えるご家庭では、塾に通わせながら、学校でもさまざまなテストを受けています。
でも、「テスト」と一言で言っても、その目的も難易度も、実はまったく違うんです。

たとえば、小学校で年に何度か配られる、両面刷り・カラー印刷のちょっと大きめのテスト。
教室で「今日はこのテストやるよ」と言われると、なんとなく“特別感”があるあれです。
これは、いわゆる「業者テスト」と呼ばれるもので、全国的な教育業者が作成している共通テストです。

一方、塾で受ける「学力コンクール」や「全国統一小学生テスト」は、より広い範囲や応用力を問う内容になっています。
さらに、文科省が実施する「全国学力学習状況調査」や、私立中学校の入試問題となると、求められる力は一段と高くなります。

北海道では、附属中学校や札幌光星などの難関校を目指す場合、受けるテストの種類とレベルを見極めることがとても重要です。
でも、保護者の立場からすると、「どのテストがどれくらい難しいのか」が見えづらいのが現実。

そこでこのシリーズでは、私の経験を基に小学生が受けるテストの“難易度”を数値で可視化してみます。
次回の内容から、「業者テストは入試の入場券」というイメージを理解してもらおうと思います。そして、テストの違いを整理し、今どこに立っていて、どこを目指すのかを一緒に考えていきましょう。

🔜 次回予告：数字で見える、テストの“レベル差”
業者テストと入試問題、どれくらい違う？100段階評価で見えてくる“求められる力”とは？