〜業者テストは“入場券”。その先にあるのは?〜
「業者テストは簡単だから、あまり気にしなくていい」
そんなふうに思っていませんか?
確かに、学校で行われる業者テストは、入試問題と比べると難易度は低めです。
でも、そのテストすら理解できていない状態で、入試問題に挑むのは無謀。
業者テストは、いわば「入場券」。
まずはこのテストをしっかりクリアできるようになることが、受験への第一歩です。
では、実際にどれくらい違うのでしょうか?
今回、私の経験を基に北海道の中学受験に関するテストを、問題の難易度・必要な表現力・(平均)得点率の3つの観点で(独断で)数値化してみました。
※しつこいですが独断です。特に得点率は平均値とも合格ラインとも取れる書き方にしているのは…お察しください。詳しく知りたい方は直接お尋ねください。
すべて100段階評価で、表現力は5点刻み。数字で見ると、テストごとの“顔”がはっきり見えてきます。

たとえば、業者テストの難易度は20、表現力も20。正答率は80%と高め。
一方、難関私立入試は難易度95、表現力85と非常に高いですが、正答率は50%。
つまり、難しい問題でも、部分的にできれば合格できるということ。
逆に、附属中学校や中等教育学校では、難易度は50でも、正答率70%以上が求められる。
「確実に解ける力」が必要なタイプの学校です。
このように、数字で見ると「どのテストがどんな力を求めているか」が一目でわかります。
そして、「うちの子が今どこにいて、どこを目指すべきか」も、少しずつ見えてくるはずです。
🔜 次回予告:見えにくい力、見逃していませんか?
読む速さ、計算の速さ…テストでは“処理のスピード”も大きな差を生む力です!
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