「語彙を増やすには読書が一番」――そう思っていませんか?
もちろん読書は大切ですが、実はもっと身近で、しかも確実に語彙を増やせる方法があります。それが漢字練習帳を活用することです。
学校で使う漢字練習帳には、入試や学力の基礎になる重要な言葉がぎっしり詰まっています。しかも、学年に応じて無理なく習得できる順番で並んでいる。これほど効率的な教材はありません。
一方で、ただ「書く」だけでは意味がありません。一番大切なのは、練習する言葉の意味をしっかり理解することです。
やり方はシンプルです。
練習を始める前に、子供にこう聞いてみてください。
「この言葉、どんな意味?」
もし答えられなければ、一緒に調べましょう。辞書でも、ネットでも構いません。大切なのは、「分からない言葉をそのままにしない」ことです。
この一手間で、漢字練習は“ただの作業”から“語彙を増やす学習”に変わります。
「ニュースや会話で語彙を増やす」という方法もよく聞きますが、それはあくまで補助。ニュースで出てくる言葉は難しすぎたり、日常会話では語彙が偏ったりします。
まずは、学校で習う言葉をしっかり理解すること。これが、語彙力を底上げする最短ルートです。
保護者にとっても、漢字練習帳を使う方法は負担が少ないのが魅力です。新しい教材を買う必要もなく、毎日の宿題にちょっと声をかけるだけ。
「意味を確認する」――この小さな習慣が、子供の語彙力を大きく変えます。
次回は、「漢字学習を“苦行”にしない3ステップ」を紹介します。
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