「漢字の宿題、めんどくさい…」――そんな声を聞いたことはありませんか?
実は、漢字学習が“苦行”になってしまう原因は、意味を理解しないまま書く練習を繰り返していることにあります。
では、どうすればいいのでしょうか?答えはシンプルです。「意味 → 読み → 書き」の3ステップを守ることです。
ステップ① 意味を理解する
まずは、練習する言葉の意味をしっかり確認しましょう。
「この言葉、どんな意味?」と一言聞くだけでOK。
答えられなければ、一緒に辞書やネットで調べます。ここを飛ばすと、どれだけ書いても“ただの作業”になってしまいます。
一番いい学習は、漢字練習の言葉の意味を吟味することです。
ステップ② 読みを確認する
意味が分かったら、声に出して読みます。音と意味を結びつけることで、記憶が定着しやすくなります。
「読む」ことを軽視しがちですが、ここを丁寧にやると、書き間違いがぐっと減ります。読めない漢字の練習は、暗号の夏期写しのようなものです。使えない知識は記憶にも定着しません。
ステップ③ 書く練習は最後に
最後に、字の形を覚えて書きます。
ここで大切なのは、短時間で集中して書くこと。だらだらと何十回も書く必要はありません。意味と読みを理解していれば、数回でしっかり定着します。「何回書けば書けるようになりそう?」といった問いかけも有効です。書けるようになった漢字を何度も書く必要はありません。
この3ステップを守るだけで、漢字学習は“苦行”から“意味のある学び”に変わります。
次回は、「知らない言葉を自分で調べる力を育てる方法」を紹介します。
コメントを残す