🖋 第3回 知らない言葉を“自分で調べる力”を育てる3つのコツ

漢字学習で一番困るのは、「意味が分からない言葉に出会ったとき」です。
ここで立ち止まれる子は、語彙力をどんどん伸ばします。しかし、多くの子供は「分からないまま書く」か、「諦める」かのどちらか。なぜなら、調べる方法を知らないからです。

高学年になるほど、知らない言葉は増えます。だからこそ、「自分で調べる力」を育てることが大切です。ポイントは3つあります。


① 辞書を使う習慣をつける

紙の辞書でも電子辞書でも構いません。大切なのは、「分からない言葉を辞書で調べる」経験を積むことです。
最初は一緒にやってみましょう。「この言葉、どこに載っているかな?」と声をかけるだけで、子供は“調べること”を学びます。


② ネット検索のコツを教える

ネットは便利ですが、基本的に説明は大人向けのものが多く難しい説明ばかり出てきます。
「ぼうえきとは」など、短くシンプルに検索することを教えてください。
そして、出てきた説明を一緒に読み、「ここが大事だね」と要点を確認します。必要に応じて生成AIを使い、「『ぼうえき』を小学校4年生にもわかるように説明して」と聞くのも有効でしょう。


③ 大人に聞くことを肯定する

「そんなことも知らないの?」という反応はNG。
「いい質問だね」「一緒に調べよう」と声をかけることで、子供は安心して質問できます。
調べることや間違えることを“恥ずかしい”と思わせないことが、学びの継続につながります。


この3つを習慣にすれば、子供は「分からない=調べる」に自然と切り替えられるようになります。
語彙力と漢字力は、ここから大きく伸びていきます。


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