実際に北海道で「お受験」を体験し、小学校に入学したご両親にお話を聞く機会(100名以上)があり、その話を総括すると、
1 「お受験コース」は求められるものが厳しくて、宿題等をこなすのが大変
2 めちゃくちゃお金がかかる
3 たくさん対策はしたけれど、小学校受験の問題とは全然違った
4 3歳からコースに入ることを勧められる
5 親も厳しく指導される
このような内容です。初めて聞いた時には、私も「えっ…そうなの?」という感想でした。はっきり言うと、受験をする小学校側は、こんなことを想定していません。「お受験コース」で取り組んでいる内容を詳しく聞きましたが、実際のところ受験でどこまで効果があるのかは、疑問符が付くというのが本音です。
このようになっている要因は、実態(3)で書いた通り、これまでの受験対策が、小学校が求める「子供像」と「小学校受験対策」が噛み合っていないからだと考えられます。小学校は、「問題が解けるから」「受け答えがしっかりできるから」「運動ができるから」入学させるのではありません。「入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)に合っている」かどうかで判断します。
もちろん、その中には「最低限の認知能力(学力)・コミュニケーション能力・運動能力」が含まれますが、他にも保護者を含む家庭の教育環境なども含まれます。さらに、入学後に学校の取組に継続的に協力してくれる環境にあるか、なども含まれます。だからこそ、入学願書には「志望動機」と「子供の特徴・長所」を書く欄があり、面接では「教育方針」を聞かれ、「保護者作文」を課す学校もあるのです。
「⑤数字で見る『お受験率』」に続きます。
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