8-1 北海道札幌市で考える小学校から見通す、子供の進路ロードマップ①

―― 公立学校をベースとしたロードマップ

札幌市で子供の進路を考えるとき、まず土台になるのが公立学校をベースとした進路です。

地域の公立小学校
    ↓ 地域の公立中学校
    ↓ 学力・志向に合った公立高校
    ↓ 大学受験(道内・道外)

北海道では、小学校から中学校、高校、そして大学受験へと進むこの流れが、今も最も多くの子供たちに選ばれています。

一口に「公立」と言っても、その中身は決して一様ではありません。
地域の公立小・中学校を中心に進む進路もあれば、公立でありながら選抜を伴う附属小学校・附属中学校という、いわゆるトップ層向けの進路も存在します。

北海道教育大学附属札幌小学校、附属札幌中学校は、公立でありながら高い学習意欲を持つ子供たちが集まりやすく、学習環境として非常に刺激の多い学校です。

北海道教育大学附属札幌小学校(小学受験)
    ↓(連絡入学) 北海道教育大学附属札幌中学校
    ↓(高校受験) 札幌南高校・札幌北高校 など
    ↓ 大学受験

附属中学校からは、札幌南・札幌北といった道内トップ公立高校へ進学する生徒が多く、昔から「公立トップ層の王道ルート」として知られてきました。

実際、当塾にも、附属小学校に在籍している子、附属中学校に通っている子、そして附属中学校を受験し合格した子がいます。
日々の学習の様子を見ていると、学習量だけでなく、考え方の深さや自己管理の力といった点で、この環境が持つ強さを実感する場面は少なくありません。

ただし、だからといって附属がすべての子にとって最適な進路というわけではありません。
子供の成長の仕方はさまざまで、小学生の段階ではまだ力が見えにくく、高校に入ってから大きく伸びる子も多くいます。

地域の公立小学校、公立中学校へと進み、その時々の学力や志向に合った公立高校を選び、大学受験に挑む――。
この進路は北海道では最も一般的で、決して消極的な選択ではありません。
進路を一度で決め切らず、成長に合わせて選び直せる柔軟さこそが、公立ルートの大きな価値です。

また、公立の中高一貫校として札幌開成中等教育学校という選択肢もあります。

札幌開成中等教育学校(中学受験)
    ↓ 中高一貫教育(高校受験なし)
    ↓ 大学受験

高校受験を行わず、6年間一貫した環境で学べる点は、公立の中でも特徴的な存在です。

受験塾として伝えたいのは、「どの学校が上か」という話ではありません。
附属という公立トップルートには確かな価値があり、一方で地域の公立をベースとする進路も、多くの子にとって現実的で力を伸ばしやすい選択です。
大切なのは、その子にとってどの環境が合うかを見極めることだと考えています。


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