子どもが「学校が怖い」と話したとき、気持ちに寄り添うことはとても大切です。ただ、そのあとすぐに大人が環境を変えることが、常に最善とは限りません。
怖さの背景にある出来事を事実として受け止めながら、「この経験を通して何が育つか」という視点を持つことが重要です。たとえば、なぜそうなったのかを考えたり、次はどうすればよいかを想像したりすることで、子どもは少しずつ「予想する力」と「向き合う力」を身につけていきます。
実際に、しばらく時間が経ってから「最近は怖くなくなった」と話す子どももいます。それは、環境が変わったというよりも、自分の中で整理が進み、見通しを持てるようになった成長の表れとも言えます。
もちろん、明らかに理不尽な状況や、強いストレスを受け続けている場合には、大人がしっかり関わる必要があります。ただ、それ以外の場面では「見守る」という選択もまた、大切な関わり方の一つです。
子どもが自分で考え、自分なりに納得していく。そのプロセスを支えることこそが、長い目で見たときの安心につながっていくのだと思います。

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