【今回の記事テーマは自分の家庭での経験を基に書かれています】

テスト前日になると、最後のラストスパートで寝る時間が遅くなります。

「もう少しやった方がいいかな」
「ここだけは確認しておきたい」

そんな気持ちから、予定していた時間を過ぎても机に向かい続ける。これは決して特別なことではなく、多くの家庭で起きている光景だと思います。

ただ、小学生の場合、この「長い夜」を少しだけ引いて見てみると、もうひとつの特徴が見えてきます。

それは——
その勉強が、子供自身の意思だけで続いているわけではない、ということです。

「ここまではやろう」
「まだ覚えきれていないよね」
「せっかくここまでやったんだから」

こうした声かけは、決して悪いものではありません。むしろ、できるようにしてあげたい、安心して送り出したいという自然な思いから出てくるものです。

ただ、その結果として、前日の夜が伸びていくことがあります。

気付かないうちに、
“子供が終われない夜” ではなく、
“終わらせきれないままにしておきたくない大人の夜”
になっていることがある、ということです。

ここで少し立ち止まって考えてみたいのは、

その「もう少し」は、本当に前日でなければいけなかったのか

という点です。

前日に詰め込んだ内容は、どうしても整理が甘くなりがちです。やった量に対して、安心感が十分に残らないことも少なくありません。

それでも続けてしまうのは、「やらない不安」があるからです。

そしてその不安は、子供よりもむしろ、大人の側に強くあることも多いのです。

テスト前日の過ごし方を考えるとき、まず見ておきたいのは睡眠時間ではなく、

その時間が、どんな気持ちで続いているのか

なのかもしれません。

第2回では、この「不安」が前日にどう影響するのか、もう少し掘り下げていきます。


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