【今回の記事テーマは自分の家庭での経験を基に書かれています】
テスト前日の夜が長くなってしまう理由を考えていくと、そこにはひとつの共通した感覚があります。
それが、
「やらないと不安」という気持ちです。
「ここが出るかもしれない」
「やっていなかったらどうしよう」
そう考えると、手を止めることが難しくなります。
この感覚は、実はテスト前日に限ったものではありません。
少し視点を広げてみると、
習い事を増やしていくときの感覚とよく似ています。
「これもやった方がいいかもしれない」
「やっていないと遅れるかもしれない」
本当に必要かどうかではなく、
“やらないことで不安になるかどうか”を基準に選んでしまう。
その結果として、やることが増えていく構造です。
テスト前日の「もう少しだけ」も、同じです。
必要だから増えているというよりも、
不安を埋めるために増えていく。
ここに、前日の難しさがあります。
もちろん、この不安は悪いものではありません。
できるようにしてあげたい、
安心して送り出したい、
そう思うからこそ生まれる、自然な感情です。
ただ、この不安に引っ張られすぎてしまうと、
- やることが増える
- 整理する時間が減る
- 手応えが残らない
という流れになりやすくなります。
結果として、
「やったはずなのに、不安が残る」
という状態になってしまうのです。
また、「早く寝た方がいい」という話もよくありますが、
多くの研究成果は、
早寝 vs 勉強しないで遅寝
の比較をしており、実際に行われる
早寝 vs 勉強して遅寝
の研究は、「子供の年齢」「テスト範囲」「勉強する内容」「勉強とテストの対応している比率」「得点上昇の価値」など、一般化が難しいものが多いため、本来的には測定ができないと思われます。
ここまで考えてくると、
「テスト前日は早く寝た方がいい」という考え方は、
少し理想論に寄りすぎているようにも感じます。
というのも、
前日まで一切勉強していない状態で、
ただ早く寝たとしても、
それで良い結果が出るとは考えにくいからです。
現実には、
- 不安が残っている
- まだできていない部分がある
- 本人もそれを分かっている
そうした状態で「寝ること」だけを優先しても、
安心してテストに向かうことは難しいはずです。
次回は、この「不安」とどう付き合いながら、前日の時間を整えていくかを具体的に考えていきます。

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