cheerful little ethnic siblings playing board game with help of smiling grandmother

「今」を共に生きる 〜子どもの笑顔と学びのバランス〜

小学生の子どもを持つ親として、「勉強させなければ」「将来のために」と思う気持ちはとても自然なものです。しかし、その思いが強くなりすぎると、子どもの「今」を見失ってしまうことがあります。

たとえば、子供が本を読んで笑っていると「遊んでばかり」と感じてしまったり、動画を見ている姿に「時間の無駄では?」と思ったり。遊びや笑いを「勉強の敵」とみなしてしまうと、子供は次第に自分の感情を抑え、親の顔色をうかがうようになります。

しかし、子供にとって「遊び」は学びの一部です。好奇心を育て、感性を磨き、人との関わり方を学ぶ大切な時間です。笑いながら読む本の中にも、豊かな言葉や想像力が詰まっています。動画の中にも、新しい世界や価値観との出会いがあります。

親が「今」の子供と一緒に笑い、驚き、感動を共有すること。それは、子供にとって何よりの安心であり、信頼の土台になります。私自身の経験として、そのことは親自身にとっても大きな喜びとなります。子供の笑顔に触れ、成長の瞬間を共に味わうことで、親もまた心が満たされ、幸せを感じることができるのだと思います。

勉強だけでなく、日々の小さな出来事を一緒に楽しむことで、子供は「自分は大切にされている」と感じ、自ら学ぶ意欲も育っていきます。親が「管理者」だけではなく「伴走者」として寄り添うことで、子供は自分のペースで成長していけるのです。

子供の未来を思い、まずは「今」を大切に。今日の笑顔が、明日の力になります。そしてその笑顔は、親にとってもかけがえのない宝物なのだと今は感じています。


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