🌟『子供の「今やる！」は本当に今なのか？』（全3回）

「今やる！」
この言葉、子育て中の親なら一度は聞いたことがあるはずです。宿題、片付け、明日の準備。言った本人はその直後にテレビを見たり、マンガを読んだり。親としては「今って、いつの“今”なの!?」とツッコミたくなる瞬間です。

でも、ここでちょっと立ち止まって考えてみると、この「今やる！」という言葉、実は子供にとって“逃げ道”になっていることがあります。
過去に「今やる！」と言って怒られずに済んだ経験があると、それが“逃げ方”として定着してしまう。これがいわゆる誤学習です。

つまり、「今やる！」＝怒られない魔法の言葉。
子供は悪気なく、でも確信を持って使っているのです。

そして親は、「また言ってる…」とイライラ。
でも、怒ると逆効果。子供は「やる気はあるのに怒られた」と感じてしまう。
このすれ違い、実は親の気持ちが伝わっていないことが原因かもしれません。

だからこそ、次回以降では「誤学習」の正体を探りながら、親が「わたしはこう思う」と言葉にすることで、すれ違いを減らしていく方法を考えていきます。
説教ではなく、共感と笑いを交えながら。
「うちもあるある！」と笑ってもらえるような、そんなシリーズにしていきます。