「もっとやりたい!」が生まれるプリント学習

前回は、親子で「なるほど!」を共有することの大切さについてお話ししました。

わからない問題があったときは、すぐに教えるのではなく、一緒に答えを見ながら発見を共有する。そんな時間が学びの土台になるという内容でした。

今回は、その次のステップである

「自信を育てる」

についてお話しします。

小学校受験の学習をしていると、つい子供にこう聞きたくなることがあります。

「どうしてそう思ったの?」 「理由を教えてくれる?」

考える力を育てたいと思えば、とても自然なことです。

私自身も以前は、理由を説明できることを重視していました。

しかし、子供たちの様子を見ているうちに気付いたことがあります。

それは、

自信を持って答えられることも、とても大切な学びである

ということです。

例えば、一度親子で答えを確認した問題を、後日もう一度取り組んでみるとします。

そのとき子供が迷わず答えを書けたら、どうでしょうか。

大人はつい、

「どうしてそうなるの?」

と聞きたくなります。

でも私は、その前に大切な時間があると思っています。

それは、

「できた!」を味わう時間

です。

覚えていたこと。

自信を持って書けたこと。

迷わず答えられたこと。

まずはそこを認めてあげたいのです。

「覚えていたね!」

「よく考えられたね!」

「自信を持って書けたね!」

そんな言葉を掛けてもらうと、子供はとても嬉しそうな表情を見せてくれます。

学び始めたばかりの子供にとって、

「説明できる」

ことと同じくらい、

「自分はできる」

と感じることが大切だからです。

大人でも同じではないでしょうか。

新しいことを覚えたばかりのとき、すぐに難しい質問をされると少し不安になります。

まずは、

「できたね」

と言ってもらえる方が嬉しいものです。

子供たちも同じです。

理由を考えることはもちろん大切です。

しかし、

自信がない状態で理由だけを求められると、

「間違えたくない」

「答えたくない」

という気持ちが先に立ってしまうことがあります。

だから私は、

発見したら、まず自信を育てる。

この順番を大切にしています。

そして、

「できた!」

という経験を積み重ねることで、

子供は少しずつ新しい問題にも挑戦できるようになります。

その積み重ねが、

「もっとやりたい!」

という気持ちにつながっていくのです。

次回は、いよいよ理由を考える段階です。

ただし、子供に一方的に

「どうしてそう思ったの?」

と聞くわけではありません。

実は、おうちの人が少しだけ間違えることが大切なのです。

次回予告

STEP3 おうちの人に教えてあげる

子供が理由を話したくなるのは、どんなときでしょうか。

実は、そのきっかけはおうちの人が作ることができます。


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