34-1 【高学年の秋】長女が受験を考え始めたのは6年生の春でした

「中学受験を考えているのですが、もう遅いでしょうか。」

5年生の保護者の方から、時々そんな相談をいただきます。

受験というと、4年生や5年生の早い時期から準備を始めるイメージがあるかもしれません。

実は、私の娘が中学受験を意識し始めたのは小学6年生の春でした。

娘は当時、北海道教育大学附属函館小学校に通っていました。そのまま附属函館中学校へ進学する予定で、中学受験を前提に生活していたわけではありません。

転機になったのは、小学6年生の4月に受けた全国学力・学習状況調査の結果です。

結果を見たとき、

「さらに高いレベルの環境で学ぶこともできるかもしれない」

と感じました。

ちょうどその頃、私は教員として勤務しており、翌年度に転勤になる可能性がありました。最終的な異動先は分かりませんが、その年いっぱいで函館を離れるかもしれない状況でした。

もし函館を離れるのであれば、娘が函館に残ることを前提に進路を考える必要はありません。

そう考えたとき、北海道の中でも学びの環境が充実している札幌で学ぶことが、娘にとって良い選択肢になるのではないかと思いました。

そこで初めて、北海道教育大学附属札幌中学校への進学を具体的に考え始めたのです。

附属函館小学校から附属札幌中学校へ連絡進学できる制度はありません。受験するのであれば、他の受験生と同じ条件で試験を受けることになります。

だからこそ、全国学力・学習状況調査の結果を一つの目安としながら、附属札幌中学校の入試を意識した準備を始めました。

今振り返ると、この時点では「絶対に受験する」と決めていたわけではありません。

ただ、

受験という選択肢が見えた。

それまで見えていなかった道が、少しだけ現実味を帯びてきたのです。

私は今は受験指導をしていますが、中学受験は何年生から始めなければならないというものではないと思っています。

大切なのは、

受験をすると決めたときに、その選択肢を取れるだけの土台があること。

娘の場合、その土台があったからこそ、6年生の春からでも挑戦を考えることができました。

だから私は、5年生の10月の保護者の方にお伝えしたいのです。

今から受験を考えることは、決して遅くありません。

むしろ、6年生の春から動き始めた我が家から見ると、まだ十分に時間があります。

次回は、実際に受験を意識してから見えてきた現実についてお話ししたいと思います。

「もし時間を戻せるなら、もっと早く始めておけば良かった」

そう感じたことも少なくありませんでした。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です