前回、娘が中学受験を意識し始めたのは6年生の春だった、というお話を書きました。

全国学力・学習状況調査の結果を見て、

「もっと高いレベルの環境で学べるかもしれない」

そう考え始めたことがきっかけでした。

結果として娘は附属札幌中学校に合格することができました。

しかし、だからといって

「6年生からでも余裕です」

と言うつもりはありません。

むしろ、実際に経験したからこそ分かる大変さがありました。

まず大きかったのは、時間です。

中学受験というと、難しい問題を解くことばかりが注目されます。

しかし実際には、

  • 勉強する習慣
  • 決められた時間に机に向かう習慣
  • 継続して学ぶ力

を身に付けることも大切です。

娘の場合、家庭学習を毎日積み重ねていたわけではありません。

塾に通い続けていたわけでもありません。

ただ、学校で学ぶことが好きでした。

特に算数の授業が好きで、自分の考えを発表することにも積極的でした。

また、本を読むことが好きだったため、語彙や読解の土台は育っていたように思います。

一方で、

「受験に向けて計画的に勉強する」

という経験はほとんどありませんでした。

だからこそ、受験を意識してからは急いで環境を整える必要がありました。

学習スケジュールを作り、

塾に通い始め、

さまざまな教材に触れながら、

少しずつ勉強する習慣を身に付けていったのです。

振り返れば、受験勉強そのものよりも、

勉強する生活を作ること

の方が大変だったかもしれません。

また、受験を意識してからは、

「何を勉強するか」

だけでなく、

「何を勉強しないか」

も重要でした。

残された時間は限られています。

すべてを完璧にしようとしていては間に合いません。

だからこそ、

得意な部分を生かしながら、

合格に必要な力を優先して身に付けていく必要がありました。

もし受験をもっと早く考えていたら、

算数をじっくり学ぶ時間もあったと思います。

読書の幅をさらに広げることもできたと思います。

過去問や応用問題に取り組む余裕もあったかもしれません。

結果として合格することはできました。

しかし、振り返ると

「もう少し早く準備できていたら」

と思う場面は少なくありませんでした。

だから私は、5年生の保護者の方に

「今すぐ受験を決めましょう」

と言いたいわけではありません。

ただ、

今から学習習慣を整えることには大きな価値があります。

受験をすると決めていなくても、

  • 毎日机に向かう習慣
  • 本を読む習慣
  • 分からないことを考える習慣

は、どんな進路を選んでも力になります。

娘の経験から言えるのは、

6年生からでも挑戦はできます。

でも、5年生の今ならもっと余裕を持って準備できる、ということです。


次回予告

第3回 だから私は「選べる状態」が大切だと思う

附属函館中学校へ進学する道があった娘が、なぜ附属札幌中学校への挑戦を選んだのか。

そして今、4・5年生の保護者に一番伝えたいことを書きたいと思います。


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