国語のテストに係る考察をしていきます。ここでは、漢字や語句のような語彙に関する問題ではなく、読解問題についての考察を中心に進めます。
①授業とテストの乖離
②テストの問題の類型
③テストで問われる資質・能力
④点数が取れない子供の傾向
⑤当塾における現状の対策
⑥今後必要となる取組
②で書いた通り、国語の問題文は
A:聞いている内容
B:答え方の指定
の2つの部分があります。
このA,Bの両方で求められる「資質・能力」が、「読み取る力」です。問題を解く上での理想は、問題文(テストの上半分)の内容を読み取って、問題(テストの下半分)が指示していることを読み取って、そこを整合させた答えを書くことです。
さらに「表現力」も求められます。特に、問題が「何を聞いているのか」を理解した上で、「どう答えれば、問題に正対するか」という視点が必要です。ここがすごく大事です!
テストを受ける時には、問題文(上半分)を読み全体を把握した後、問題(下半分)を読んで、もう一度問題文(上半分)に戻って、当てはまる内容を探すことになります。以下のような問題が来た時に、
A-1 「『(それ・これ・あれ・どれ)』とは何か」(指示語説明)
A-2 「○○したのはなぜか」(理由・根拠の説明)
A-3 「○○とは(何・いつ・だれ)か」(状況の説明)
問題文(上半分)を理解していなければ答えられませんし、問題(下半分)を理解していなければ、A-2とA-3を混同してそもそも答えの体にならない答えになることもあります。
単純化していうならば、国語のテストで問われている「資質・能力」は、問題文と問題を「読んで理解して、正しく表現する力」と言えます。ポイントは2つあるということです。
この2つは有機的に結びついており、「正しく理解していれば、表現でき」ますし、もちろん「表現するためには、正しい理解が必要」と言う関係にあります。もっと言うならば、「理解する力の高い子供は、表現する力も育ちやすい(育っている)」傾向にあり、そうでない子供は両方とも育ちづらい、となります。
「うちの子は読み取る力も、表現力も足りていないかも?」と思ったら、その原因や対策が気になりますよね。そのあたりを次の「④点数が取れない子供の傾向」で考察します。
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